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原口果樹園のアボカド


 平成24年(2012年)、アボカドの栽培を始めました。



原口果樹園 Top < アボカド > . みかん品種 . 原口誠司


長崎アボカド普及協議会について 会長 原口誠司

 農業者の全国組織として認定農業者の会が在りますが、以前就任していた長崎県認定農業者の会県副会長時代より、県や市の農業振興会議のたびに出される「全国や県で増加しつつある優良農地の荒廃化対策」についての答案を求められて、果樹農家として解答を出すべく、作物や品種の探索の結果、近づく温暖化も視野に入れ多く亜熱帯果樹を検索の結果、多くの人手を要せず将来多くの需要が見込める果樹として「アボカド」を選定いたし、その普及をはかるべく「アボカド」の世界的研究者「米本仁巳博士」の薫陶を受け、若人が夢を持って将来の農業に進める方策の為にアボカドにその可能性を見出し、長崎の農家・企業・研究者が集まり長崎アボカド普及協議会を結成して、県、市の協力のもと県内に4支部をもうけ、アボカドの普及・栽培・生産等の指導をいたしております。


長崎「アボカド」について

 進む温暖化と、優良農地の放棄地対策として、多くの亜熱帯果物の中から長崎で栽培できる果物としてアボカドに注目。耐寒性があり、年内に収穫できる品種を研究の結果、台木種子をカリフォルニアより輸入、現在結実している木よりクローンの枝を導入して優秀な苗木の生産を始めました。
 現在、メキシコーラ、スチュワート、エッテンガー、フェルテ、ベーコンを主体として苗木を生産中です。アボカドには開花時期により、Aタイプ、Bタイプがあり、安定した収穫の為には、この二タイプの混植がのぞまれ、年内収穫の為に耐寒性がー5℃あり、果実の凍結を防ぐ為に12月までに収穫が終わる事が必要です。国内で生産する為にその条件を充たす品種を生産しております。

ー6℃ メキシコーラ(A)(150〜200g)ベーコンなどの受粉樹に最適。10月収穫
ー6℃ スチュワート(A)(150〜200g)ナッツの香りが有り油分は高い
ー4℃ ベーコン(B)(250〜300g)果肉はやわらかく少し甘みを感じる。国内の主流品種
ー4℃ フェルテ(B)(250〜300g)油分が多く、果肉が少し黄色味があり高級品種。ヨーロッパの人気品種
ー4℃ エッテンガー(B)(250〜300g)品質が良く将来性がありよく結実する

以上5品種を国内栽培向けに苗木を育成中でそのほかに10品種を研究中です。
西海市を中心に、県内に販売を予定しております。




・2020年12月、フェルテ収穫

 2021年9月、フェルテ7年生に100個結実完(1個250g〜ぐらい)




・品種名ベーコン

 1個250g〜ぐらいになり、高品質です。令和3年9月現在100個くらい結実中です。美しい緑色をしています。




・ハウスの中で接木したアボカドの苗木の植え替え

 1〜2年で苗として畑に植える事ができます。ベーコン苗、フェルテ苗、スチュワート苗等はー4度Cぐらいまでの耐寒性があります。




・植え替え直後のアボカド苗

 現在は西海市民の為の苗木の生産ですが、将来は県内等に出荷を考えています。アボカドの苗はデリケートで育成には気を使う毎日です。良い台木に、良い果実を実らせる接木苗は、植栽後5〜6年ぐらいから実をつけ始めます。

・試食のアボカド

 11月収穫のベーコン種、完熟。

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